1月17日インフルエンザ警報・流行最盛期に突入!インフルエンザの予防法

インフルエンザナビが1月16日にインフルエンザニュースを更新しました。

インフルエンザ 1週間の推定患者数は約168万人、更に患者数が増加して大規模な流行となる可能性があり、警戒が必要」とのこと。

薬局サーベイランスによると、2019/1/7~2019/1/13(2019年第2週)のインフルエンザの推定患者数は、約168万人であり、前週の値(約60万人)よりも3倍近い増加となりました。既にインフルエンザの1週間当たりの患者数はかなり大きなものとなっていますが、この状況は今週も継続するものと予想されます。

都道府県別情報


 各都道府県別の第2週の人口1万人当たりの1週間の推定受診者数をみると福井県三重県、北海道、熊本県岐阜県、愛知県、高知県、鹿児島県、奈良県静岡県の順となっており、47都道府県全てで前週よりも増加が見られていて、特に中部地域以西での流行が目立ちます。

年齢群別情報


 2018/9/3~9/9(2018年第36週)から2019/1/7~1/13(2019年第2週)までの累積の推定患者数は3,453,178であり、2018年10月1日現在の人口統計を元にした累積罹患率は2.73%でした。年齢群別での累積罹患率は5~9歳(8.04%)、0~4歳(5.73%)、10~14歳(5.72%)、15~19歳(3.61%)、20~29歳(3.31%)、30~39歳(3.08%)、40~49歳(2.78%)、50~59歳(2.25%)の順となっていて、例年に比べると成人層の罹患率が高くなっています。

ウイルスの型


 国立感染症研究所感染症疫学センターの病原微生物情報によると、今シーズンこれまでのインフルエンザ患者由来検体から検出されたインフルエンザウイルス(662検体解析)は、A/H1pdm が70.4%と多く、次いでA/H3(A香港)亜型28.1%、B型1.5%の順となっています。 1/7~1/13(2019年第2週)のインフルエンザの推定患者数は約168万人と、例年の流行のピークに匹敵する患者数となっており、今週(第3週)はこの状況が継続するか、または更に患者数が増加して昨シーズンに匹敵する大規模な流行に発展する可能性もあります。しばらくはインフルエンザの流行には厳重な警戒が必要です。

 

監修:大阪府済生会中津病院感染管理室室長 国立感染症研究所感染症疫学センター客員研究員 安井良則氏

 

インフルエンザの予防法

1・体力をつける


栄養バランスの取れた規則的な食事と十分な睡眠で体力をつけ、ウィルス感染への抵抗力を高めましょう。インフルエンザウィルスに曝露した人のすべてがインフルエンザを発症するわけではありません。その個人差は体力と抵抗力、そして衛生ケアなどによって生まれるのです。


2・手洗いうがいの徹底


外出後に手洗いうがいをすることも大切です。手洗いには除菌ハンドソープ、あるいは除菌スプレーも併用しましょう。なお、外出後だけでなく、飲食するときにも手洗いうがいをするように気を付けてください。手に付着したウィルスが体内に入ると感染するからです。


3・人ごみを避ける


人ごみに入るとどうしてもインフルエンザ保有者と接触するリスクが高くなります。人ごみを避けるのは効率がいい対策ですが、基本、社会人や学生には無理な相談ですよね。でもできる限り繁華街などを避け、リスクを下げるように心がけていただきたいと思います。


4・マスクを着用する


マスクには隙間がどうしてもできますし、そもそも繊維のすきまを通り抜けるほどインフルエンザウィルスは小さいので、マスクだけではインフルエンザは予防できません。しかし、飛沫感染のリスクをある程度抑え、自分が保菌者となったときに周囲への拡散を防げるという効果がわかっています。なるべくインフルエンザの流行期間はマスクを着用することをおすすめします。


5・室内の温度と湿度を調整する


インフルエンザウィルスは乾燥した寒い場所を好みます。また、乾燥しているとウィルスが長時間空気中に舞い上がって漂い続けるので、室内にいる時は湿度を50~60%くらに調整するといいでしょう。

 

6・インフルエンザの予防接種を受ける

 

インフルエンザの予防接種を受けるのが最大の予防法だといいます。1月17日現在すでに警報が出ています。そういわれても、今からじゃ予防接種を受けても意味がないんじゃないかと思われます。予防接種は2週間たたないと予防効果を発揮しないからです。

 

以上、インフルエンザの予防方法をまとめてみました。

ご参考になりましたら幸いです。

 

 

 

資料

4.インフルエンザにかかってしまったら|インフルエンザの基礎知識|保健・福祉のページ|SGホールディングスグループ健康保険組合

インフルエンザ 1週間の推定患者数は約168万人、更に患者数が増加して大規模な流行となる可能性があり、警戒が必要

どうすればいい? インフルエンザにかかったときの食事 | TABI LABO

予防法|インフルエンザ情報サービス

インフルエンザ(季節性) 〜1月下旬〜2月上旬がピーク〜

 

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